出陣の賦

降魔調伏

「嘘を愛する女」

この映画、実際に起きた事件を元にしてて。そっちの世界では結構有名な事件だったので、映画化されるときいて封切り初日に観ざるを得なかった。

 

この事件、大学で教職についてる筈の夫が不治の病で入院した途端。今までの経歴から何から嘘で、しかも健康保険にすら入ってなくてさあ大変。結局、正体すらわからないまま夫が死亡、残ったのはトランクに残った書きかけの小説だけでした。いがったぁ♪

...というハナシだったんだけど、あのハナシがこうなったかと思ってニヤリとした。

 

そんな夫役に高橋一生、去年は「カルテット」・「おんな城主 直虎」で大活躍だった最中に本作の撮影してたんだから大忙しだったんだべなぁと思いきや。ほぼ寝たきり、まともに突っ立って演技してるのは回想シーンのみ。90年代映画、サンドラ・ブロック主演の「あなたが寝てる間に」みたいな展開で、一生が忙しいからしょうがないさーなんくるないさーと余計な考え込みをしてしまった。あーあ、オレも寝ててお金がもらえるようになれたらいいなぁ。

 

本作の隠れた名役者がフィアット・パンダ(元祖のほう)、東京から1000キロかけて瀬戸内に駆けつけた挙げ句、各地を走り回る大活躍。「イタ車は壊れる伝説」を聞いて育った身には「嘘こけ!」と言いたくもなるんだけど、さっすが名匠ジウジアーロがデザインしただけあってサマになってんなと思った。

 

このフィアット・パンダ、吉田鋼太郎扮する探偵の愛車設定。ちなみに探偵がこよなく愛するモクはオレンジが目に眩しいエコー、これってパケはオサレだけど日雇いが吸う安物ってイメージがあったんだけど。最近、タバコが高くなってるせいでエコー落ちした層が増えて。ついに、人気銘柄トップ10入りしたんだそうだ。世知辛い世の中だな。

 

ハナシを戻して。

本作の監督、元ネタになった事件をネットで長年追ってて。ある時、やたら詳しい顛末を書いたサイトがあったんだけど突然閉鎖されて、狐につままれた気分になったと語ってた。

 

それ、ソースは福島章犯罪心理学中公新書)」だろ?映画観た後、本屋に行ってチェックしたけど件のエピソードなし。オレまで狐になんちゃら気分、そういえばオレ、「狐につままれた」を「狐に包まれた」と間違えて覚えてて。

 「モフモフの狐さん達に包まれたら、あったけぇだろうなぁ。」

と、羨ましく思ってたけど。そういう問題じゃなかったんだよな。

 

 

嘘を愛する女 (徳間文庫)

嘘を愛する女 (徳間文庫)

 

 

でも、狐さんより猫さんのほうが好きです!

したっけね。