出陣の賦

降魔調伏

降魔調伏!悪霊退散!

今年一年は、ここ五年間のうちでは最も良い一年だったと思う。がっ、最後の最後にミソがついてしまった。これまでの人生では三番目にランキングされる程度に悲惨な年越しに。

 

オレの生涯で経験した、悲惨な年越しトップ3は以下の通り。

第1位 親父がロクに働かないせいで、電気・ガス・水道が止まり。クリスマスにサンタが来なけりゃ、正月におせちどころか餅すら出なかった年越し(小学生 時代)。

第2位 御用納めの晩、凍結した峠で自損。出費が嵩んだ上、一ヶ月クルマなしの生活を強いられた年越し(20代)。

そして、

第3位 上司が2ヶ月放置した仕事(たった二・三枚のペーパーをこさえる簡単なお仕事)を選抜メンバーで吊し上げる、もといサポートするお仕事をする羽目になって。御用納めの日なのに、久々残業してしまった年越し(昨日)。

 

♪今年の仕事 今年のうちに~

 

ハナシは平成29年12月 28日午後4時半に遡る。 上司が2ヶ月放置した仕事(たった数枚のペーパーをこさえる簡単なお仕事)、ついに待った無しの状況になってしまい。みんなで寄ってたかって、30分以内にこさえる事を約束させる。相変わらず、上司は「ほっき突き」な回答だったけど。あの頃はなぜか約束通りにペーパーをこさえて、オレは予定通り定時に実家に帰れるモンだと思っていた。認識が甘かったと言わざるを得ない。

 

そうそう、まずは「ほっき突 き」の説明をしなければ。 「ほっき突き」とは、ホッキ貝(ムール貝)を採取する漁法。舟の上から、海底に棲むホッキ貝めがけて長い突きん棒で刺す漁法なんですが。いかんせん舟の上から海底なんて見える訳がなくて、ホッキ貝が刺さるまで何度も何度も海底めがけて突きん棒を投げねばならない不毛な作業であることから。要領を得ない相手との会話、さらには要領を得ない相手そのものを「ほっき突き」と岩手県宮古地方では呼ぶんですね~。

 

平成29年12月28日 午後5時00分。 信じたオレらが、バカだった。そこから、オレまで選抜メンバーに駆り出され。ほっき突き漁がスタート。選抜メンバーで寄ってたかって可愛がった。なんだよこれ、年末にお金返せなくて借金取りにオラオラされてる債務者そのものだろ?ウチの親父がそうだった。 そこから、ペーパー書かせて選抜メンバーで寄ってたかってダメだしする作業が始まった。

 

初めは駄作以前の問題だったブツも何度も校正された結果、ようやくマシになってきた。もう午後8時になろうとしてたけど、こ れで実家に帰れると一瞬光が射した。 がっ、そもそも大事な所に瑕疵があった事が判明してしまい。あっさりハナシが振り出しに戻ってしまった。あーこんなんじゃ帰れない、ぽっきり心が折れてしまった。あんまりオレが落胆しすぎてしまったせいで、見かねて帰してもらえることになったが。果たしてペーパーは完成したんだろうか?

 

しつこいけど、ボジョレーヌーボーじゃないけど。過去数年内で稀にみるイイ年だった今年にミソがついた。なんて日だ! とてもじゃないが、来年もこんな調子じゃ到底つき合いきれない。最後の最後で、大きく厄がついてしまったなと実感。

 

降魔調伏!上司降格!悪霊退散!

 

この年末年始、なるたけ厄落とす方向でやらねば。本当にダメになったとき後悔すんぞと怯えてる。こんな年越しに誰がした?

 

したっけね。