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出陣の賦

FOR THE SOPHISCATED PEOPLE

能町みね子「逃北 つかれたときは北へ逃げます(文春文庫)」

心底、疲れてた。もはや、先行きが見えなくなっていた。だから、コレすがるように買って一日で読み切った!

 

「逃北」と書いて「とうほく」と読む、「敗北」とはちとニュアンスが違う。能町みね子氏が愛してやまない、逃北旅行の数々がちりばめられてて素敵。特に第3章「三陸海岸にて(2001年 22歳)」が地元びいきもあるけど素敵、震災前の三陸風景が愛情込め

て綴られている。

 

思えば能町みね子氏の著作との出会いは、今から10年前の本屋の平積みコーナーだった。当時はブログ本ブームで、嫁が鬼だったり、ダーリンが外国人だったり、ツレがうつだったりする本がドバドバ出た中で「オカマだけどOLやってます」は。そりゃインパクトあった。当時、立ち読みして「あちゃー、いまどきブログ本ってこんけしねえと駄目なのか。弱ったねぇ。」と映画「この世界の片隅で」のすずさんのようにうなだれたもんだった。嘘だった。

 

あれから10年経った。言っちゃアレだが、ブログ本ブームの後に着実にステップアップしてるの。能町みね子氏くらいしか、いないんじゃないか?要するに、ブームの時は素人に毛が生えたレベルでもメジャーデビューできるけど。最後に生き残るのは、本物だけなんですという揺るぎなく残酷な事実!

 

さて、GW突入だ。オレも明日、北へ逃げてみっかな。

 

したっけね。