ぜんぶ、台風のせいだ。⑪(災害ボランティア編④)
本日は、久慈市の災害ボランティアにとって一つのターニングポイントになったと言える一日であった。
災害ボランティア人の、朝は早い。
本日、起き抜けに近所のコンビニに行ってきた。朝食食べる前に、昼飯の確保をする必要があった。
実は最近、Twitterにて。
★久慈市のボランティアに参加する方、市内のコンビニでお弁当やお握りを買うと枯渇するから絶対にやらないで!
みたいなデマ投稿やらかしたヤツがいて。
→バカじゃねーの?参加者の少なさで有名な久慈市災害ボランティアで、市内のコンビニの弁当・お握りが枯渇する訳ないじゃん。
でも。ちょっと心配になったから、起き抜けにコンビニ行ってみたら。弁当買い込んだボ女子達がいた。
★説明しよう、ボ女子とは「ボランティア女子」のこと。
・Tシャツ・ジャージ・長靴&肩にタオル、そしてすっぴん。
・その地味な外見と、ボランティアやってるという内面の美しさも相まって。2割増し3割増しで映えてしまう、おそろしい存在である!
→やっべ、弁当が枯渇してしまう。慌てて買い込んだ。
→後述する理由により、実はその必要なかったうえ。
→「2時間前ノリしないと、作業にありつけない。」と評判だった熊本地震のボランティアの時でも、ボラセンの近所のコンビニで普通に弁当買えたんですが。
→部外者がしたり顔で、かたってくれんなよと!
とはいえ、何度も言うけど今日は「その時、歴史が動いた。」だった。
・入所式を待つ間に、知り合いが結構ゴロゴロいた。
→やっぱり「久慈のボランティア不足」がニュースになった効果、大きい。
・班員が、昨日までの4名から6名に増員。
→ほんと、4人じゃなんも出来ないの!バカ正直に、どんな仕事でも男子2名・女子2名で運営側が振り分けてしまう「北三陸流」、結構過酷で。「災害ボランティアが一番やりたくない作業」と呼ばれる「水に濡れた畳(推定40キロ)の撤去」を4人でやるの、絶望しかない。
でも今回の班構成を見て、「なるほど」と思った。
・女1(50代 となり町 実際に潜りでウニ捕ってる海女さんで「リアル夏ばっぱ」と評判に)
・女2(20代 地元出身&現在内陸の学校在学 地元の災害が心配になって帰郷参加。典型的なボ女子テンプレートも相まって、班内のアイドル的存在)
・男1(20代 関東勢 いかにも体育系なガタイと天然キャラで人気)
・男2(40代 関東勢 ボランティアのプロ の、一方容赦のないツッコミキャラであった)
※ボランティアのプロ
・広島集中豪雨
・鬼怒川の堤防決壊
・熊本地震
レベルの災害後、遠方から駆けつけてしまう方のこと。
・男3(40代 関東勢 「あまちゃん」が大好きで何度も久慈に来てる方、今回の災害が心配で駆けつけたとの事。)
・男4(40代 地元民 また班長かよ、たまにはヒラ班員になりた~い!)
→メンバーの半分以上が遠征組。
・「あまちゃん」のおかげで、全国のファンがまるで地元のように心配してくれた!
・遂に久慈が「『プロのボランティア』ならぜひ訪れたい、とっておきの『巡礼地』」に認定された!
★まっ、「災害ボランティア参加者は高速代タダ」という恩恵があったんですが。でもガソリン代は自己負担、こうやって、こんな田舎にわざわざ来てくれるのが嬉しかった。
初顔合わせの割には、それぞれのキャラが立ったチームワークでサクサク仕事が進んだ。
★この際みんな、リアル部下になってくれないか?
これなら大丈夫だべ?
このチームなら、明日もいっしょに仕事したいんだけど。9月以来休んでなかったから、久々に盛岡の実家に帰って。明日はまるまる休んでおく。
「あ、これなら十分回るじゃん。」
だから、9月18日(日)。
久慈に来るという能年玲奈ちゃん改めのんちゃんから、ボランティア参加者達に向けて一言いただけると喜ばない人など何処にもいないぜ!という訳なんだよ、蒲田くん!
最後に一言、戦場のような過酷な環境でも正確に時を刻み、その薄型軽量ケースが所有者にストレスを感じさせないスーパーアルティメットチープカシオ(通称 S.U.C.C.)こと「CASIO F-91W」しゅごしゅぎい!

→ほんとはスゴいもん見てきたけど、こういうモンでお茶を濁すしかない現状お察しあれ。
最後に二言、昼飯にウニ弁当食べた。

・ふっくら蒸されたウニ、口一杯に潮の薫りが漂う。
→ひょっとすると、オレ。海の盟主・ポセイドン様かもしれない!
したっけね。