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出陣の賦

FOR THE SOPHISCATED PEOPLE

「男はつらいよ 柴又慕情」

今月、渥美清さんの追悼も兼ねて、NHK BSプレミアムで「男はつらいよ」が毎週放映されてるんだけど。
★ガキんちょの頃、毛嫌いしてて済みませんでした!
→今週、「柴又慕情」観ていろいろ気づきを貰った。

①饒舌な、昭和50年前後感。

1972年、昭和47年の空気がパックされてて。観てて懐かしい気分になる。

・柴又辺りの賃貸を探す寅さん、安さに拘ってたら浦安を勧められるも即却下。
→ディズニーランド開業からたった11年前の浦安、こんな扱いだったのか!
・寅さんをとらやに運んだ不動産屋の車(スバル360か?)のエンジン音が2スト。
スズキ・ジムニー(2代目)でお馴染みの例のポンポン音、当時はそこかしこで聴こえたんだろな。
・寅さんが今回、金沢で今回のマドンナ・吉永小百合様に出会ったきっかけがディスカバー・ジャパン
→あの頃、女子大生やらOLやらが三人組で日本各地を泊まりがけで旅行するのが流行ったんだそうだ。
吉永小百合様を含め、OL三人組が当時流行ったベルボトムとかお召しになってるんだけど。ユニクロしか着れない、かわいそうなオレが言うんだけど。ダサい。
→その点、寅さんの着こなしがカッコいい。時代が変わっても、スタイルを変えなかったトコに秘訣があるのかも。
→そうそう、あの時期にしてはOL三人組。茶髪&パーマかけ放題だったのも意外。かわいそうなオレ、物心ついた頃がちょうどバブルの黒髪ワンレン時代だったモンで。昔っからあんなモンだと思いこんでたけど。さかのぼれば、こんな時代もあったねと。まわる、まわるよ時代はまわる!

②もう一度、腕時計をつけよう。

今シーズンの月9「好きな人がいること」、メインキャストのうち一応肩書きはレストランオーナーで。この中ではもっともお金持ちであるに違いない、千秋しか腕時計をつけてない事実に驚愕した。

まっ、キャストが20代ばっかりで、推定年収300万円以内だからなんだろうけど。「柴又慕情」を観よ。
★住所不定無職スレスレな寅さんですら、腕時計つけてるぞ!
→気の向くまま、放浪の旅を続けてるように見える寅さんだけど。
→徒歩以外の移動の手段が、鉄道・路線バス・矢切の渡しに限られる寅さん。正確な時間を、常に把握する必用に迫られてた。ダイヤに縛られてたんだろうなと。
→それにしても、今どきの若者が腕時計しない理由。スマホで代用できるのもさることながら、安い時計してるとバカにされるからなんだと。
→そんな世間は、結構けだらけ猫灰だらけ、偽善者のまわりは嘘だらけ。ポイズン!

③常民と非常民

もはやお約束、
・寅さんが柴又に帰ってくる。
・柴又の人たち、大歓迎。
・柴又の人たち、寅さんがフリーダムすぎてキレる。
・大ゲンカの末、寅さん柴又を出る。
・柴又の人たち、「寅さんどうしてるんだろう?」と思った頃を狙いすましたたように。
・寅さん、旅先から絵はがきを送る。
→これ、網野史観で見れば簡単なんじゃないか?

・ただでさえ人工密集地の東京の下町の柴又、しかも「とらや」については隣が印刷屋で騒音がうるさい劣悪な条件下でみんなが我慢しあって暮らしている。
・みんなが窮屈な思いをしてるさなかに寅さんが帰ってくると、みんなパーッと自由に気分になれる。
・でも、すぐ飽きる。そして、すぐ寅さんとは長く付き合えないと悟る。
・寅さん的にも、これまでも街から街へブラブラする暮らしをしてきたので。結局出て行ってしまう。
・でも、また柴又へ戻ってしまうんだよな。

④キミは、吉永小百合派かい?それとも倍賞千恵子派かい?

しつこいけれど、今回のマドンナは吉永小百合様。いくら当時流行とはいえ、ダッサい衣装だとしても吉永小百合様の美しさは「男はつらいよ」に規格外であった。
★でもそんなの、いくら国民的女優が相手であろうと。
→我らが妹、「さくら」こと倍賞千恵子様の敵ではない。神は偉大なり!

「柴又慕情」時点で人妻&経産婦ですら、もはや押し隠すことができない可愛らしさ。特に今回、白いハイソックス仕様なのが拍車を駆けた。
★やっべ、新しいチャクラが拓けそう!

かわいそうなオレ、新たなページを刻もうと思う。
かわいそうなキミ、あとに続いてみないか?

そして、人生は続く。