出陣の賦

九州豪雨が一日も早く復興しますように

映画「帰ってきたヒトラー」

映画って、できれば封切り日に観る習慣を身につけねばですね。

盛岡では地元シネコン「フォーラム」で上映されてたんだけど、それ先週までの話だったんだけど。そのうち観よう観ようと思っていたら、遅かった。今週よりフォーラム・カーストでは二番館兼ミニシアター的扱い「アート・フォーラム」にて上映。
★このままじゃ、もうすぐ上映終了になりそうだな・・・。行かねば。
→もう一つ、早く行かねばと思った理由があった。

そう、神奈川の施設の例の事件!
→犯人である、例の目がイッてるお兄ちゃんがヒトラーがなんちゃらとホザいてて。
→ああ、このままじゃ上映自粛になるパターンだ!

7月30日に行ってみたら、意外と込んでた。アートフォーラムのくせに!
★一応言っておくと、アートフォーラム。
→「南部興業グループ」カーストで言うと、「ルミエール」館的扱いなんですぜ?
盛岡市民しか知らない例えで、すまん。

待ち時間の間に館内別シアターにて上映中の「葛城事件」のモギリに出くわしたんだけど、こちらも大盛況で。さっすが映画館通りがある街・盛岡、お客さん目が肥えていらっしゃるんだなと実感。

ここで、「帰ってきたヒトラー」について何も知りも知らない愚鈍で偽善者な君たちにも解るよう。掻い摘んで説明すると。

ヒトラーが現代に甦った。スーパーアルティメットに、いがったぁ♪それなのに・・・。」
だ(レベル、低く設定しすぎたかな?)。

ラベンダーの香りに誘われて、現代にタイムスリップしたヒトラーが。鳥肌実みたいなネタ芸人扱いされてテレビに出たら・・・。
→を、セミドキュメンタリーで表現するべく「街角ヒトラー」的に各地でヒトラーが現れるシーンがあるんだけど。群衆のなかに目線が入ってる人がいて。
★おや?これ群衆全部エキストラで賄わなかったパターンかな?ゲリラ撮影かな?
→そして意外とヒトラーさんが大人気なのが、結構恐かった。
→そればかりか、民衆さんがヒトラーさんに語る言葉が。移民への不満やら、旧態依然とした政治への不満やら。
→えっ、これじゃ戦争前とあんまり変わらないじゃん!
→イギリスがEU離脱するのも、「EUが推す、移民受け入れ。やんた。」だったことを思い出すべし。ひょっとしたらこの映画に時代が追い付いて来たのかも。

はじめは時代の変化・技術の進化にオロオロしてたヒトラーだったけど、中盤でテレビやネットの使い方を心得ていく過程が恐い。
ヒトラー自身が、最新技術に目がない人だったうえ。マスコミを利用した、人身掌握の達人だった事実に注目。

に、してもだ。この映画、ジャーマン・ジョークがふんだんに盛り込まれており。
★コネタやらブラックジョークやらがふんだん、もう着いていけないよ!

ニヤリとしたのが、映画「ヒトラー~最期の12日間~」ネタで。

日本でも「総統閣下シリーズ」としてさんざんネタ動画として人気を博したあのシーン、まんまパク・・・引用したシーン。笑った!

登場人物(ハゲ上司)が「オレの役、ブルーノ・ガンツじゃないのか?」と語るシーン、これって。
ブルーノ・ガンツとは「ヒトラー~最期の12日間~」の主演、ヒトラーになりきった役作りが大評判だった。
・肝心の登場人物自身(ハゲ上司)が、小説「帰ってきたヒトラー」の朗読CD版でヒトラー役だった。

ほんと、はじめは笑えるんだけど、だんだん笑えなくなる映画。要するに、「世界が分裂しかけだよ。もうすぐ、戦争が絶えない世の中になるよ。」ということをこの映画は言いたいのかも。

この映画が意外とヒットしてる一方、
インデペンデンス・デイ:リサージェンス」が旧作に比べて「アレ?」な扱いになってる事実から推して知るべし。
★旧作の上映は1996年。当時はソ連が崩壊・EUはあるけどユーロはなし・そして何より9.11がなしという、20・21世紀の中で最も平和な時代だった。
→そんな時代、「宇宙人が攻めてくるけど、アメリカを中心に世界がまとまってスーパーアルティメットに撃退、いがったぁ♪」なストーリーはそりゃウケただろうけど。
→たった20年で、こんなに時代って変わるもんなんですね。
→宇宙人さん、攻めるなら今だよ!

ほんと、笑えない映画だった。みんな、声が大きい人には注意した方がいいよ。
★ハイル・トランプ!
★ハイル・コイケ!

そして、人生は続く。

帰ってきたヒトラー

帰ってきたヒトラー