読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

出陣の賦

FOR THE SOPHISCATED PEOPLE

落語でひもとく「世界一難しい恋」

このドラマ、今期最も「こんなに面白いんだったら、最初から観ておくんだったな。」と後悔したドラマであった。

あの日。たまたまザッピングしてたら、「うわ、朝ドラに出てないキャストを探すのが難しいくらい。『朝ドラ同窓会』ドラマじゃん!」と朝ドラ脳が大喜びしたのがハマったきっかけ。なんだけど、実は朝ドラの他にも、このドラマはいろいろ引き出しを用意してた。だからこんなにヒットしたんだと思う。

そう、落語!そりゃヒロイン・柴山美咲が祖父の影響で落語ファンだったのもあるんだけど、落語のエッセンスがいろんな所に注がれているのはもっと注目されるべきだと思う。

落語エッセンス①「極端に悪い人がいない」

ドラマの世界に欠かせない悪役・イビり役がいない、ほっこりした世界観。これって落語じゃないですかーッ!悪役と言えば、「落語界のちょいワルおやじ(古い)」こと三遊亭円楽師匠がゲスでファンキーだった一面についても言及したいんだけど長くなるから割愛。

落語エッセンス②「実は真人間もいない」

実は、まともで普通な人間が誰もいない。
・子ども丸出しの主人公・鮫島
・一見常識人に見えるけど。極端に真面目すぎて、かえって笑いを生み出してるヒロイン・美咲
あと他にもみんな、何かしら変な要素を持ってて。たまに話がややこしくなる、それ即ち落語の世界。
→特に、小瀧望扮する鮫島の部下・三浦家康。鮫島にゴマをすろうとして墓穴を掘ったり、お調子者丸出しでまた墓穴を掘る辺り。「ああコイツ、全身落語キャラだ!長屋に住んでそう!」と思った。

きっと脚本家・金子茂樹氏のおかげなんだろうけど、それを3D化した俳優の演技力もスゴい。意外なんだけど落語の映像化は難しく、「時そば」を映画化しても話が三分で終わるうえ面白くもないと言われてるんだ。

これ、再放送が観たいなと思うとともに。二匹目のドジョウ、早く出てくれないかなと期待!

そして人生は続く。

世界一難しい恋 DVD BOX(通常版)

世界一難しい恋 DVD BOX(通常版)